「勤務間インターバル」とは

昨日のブログで取り上げた、「勤務間インターバル」について、詳しく説明していきたいと思います。

 

■ 勤務間インターバルとは…

 勤務終了後、次の始業までに一定時間以上の休息期間を設けることで、働く方の生活時間や睡眠時間を確保するものです。

 私の事務所では、9時間以上の勤務間インターバルを推奨しています。

 

■勤務間インターバル導入のメリット

①生活時間と睡眠時間を確保⇒労働生産性の向上に期待
・例えば、従業員にとってはプライベートでのスキル向上、心身のリフレッシュ、余裕ある育児・介護等が期待され、その結果会社にとっては労働生産性の向上、人件費の削減、社員のモチベーションUPが期待できます

②政府が働き方改革の中で勤務間インターバルの導入を促進
・例えば、月45時間超の残業をさせる場合には、36協定を届出する上で、健康確保の対策が求められます
 健康確保策として、勤務間インターバルの導入や医師の面接指導等が挙げられています

③今「勤務間インターバル」制度を導入すると助成金
・例えば、勤務間インターバルを導入することで最大80万円(条件により最大100万円)が支給される場合があります

 

このように、勤務間インターバルを導入することで、特に心身の疲労を回復する効果があり、加えて過労を未然に防ぐことが期待できます。
このことから政府が力を入れており、勤務間インターバルを導入された暁には助成金が支給される可能性もありますので、従業員の労働条件を改善したいと考えられている経営者の方は、こういった助成金を活用しながら、会社の制度を構築していかれることをオススメ致します。

肝心の助成金の中身や支給要件については、今後触れていきたいと思います。